そもそもサワードウブレッドとは?
このページでは、サワードウブレッドの基礎についてご紹介します。

1.サワードウブレッドの定義
サワードウブレッドとは、粉と水のみで起こした種(ルヴァン種やサワー種などと呼ばれる)を使って作られたパンのこと。
市販のイーストを使わず、自然に存在する酵母菌やイースト菌などによって発酵させるのが一番の特徴です。
市販のイーストを使用して作られたパンと比較して、サワードウブレッドは長時間の発酵プロセスが必要で、その過程で産みだされる乳酸菌や酢酸菌などの効果により風味豊かで酸味が感じられると言われています。
2.歴史的背景と文化
サワードウの歴史は古代エジプトまで遡ると言われており、紀元前4,000年以上前から人々はこの技法でパンを焼いていました。
1900年代に市販のイーストが開発されて以降、短時間で効率よくパンを大量生産できるようになりましたが、近年あらためてこの技法によって作られるパンの美味しさや健康効果に注目され、世界各地で人気が高まっています。
3.サワードウブレッドの健康効果
- 消化に良い:長時間発酵のプロセスにより、グルテンが部分的に分解され、消化しやすくなる。
- 栄養価の高さ:乳酸菌が豊富で、腸内環境を整える効果が期待される。
- 血糖値を安定させる:低GI食品のため、血糖値の急上昇を防ぎ、健康的な選択肢となる。
以下の記事にもまとめています↓
4.作り方のおおまかな流れ
- 基本の材料:水、粉、塩、スターター(ルヴァン種・サワー種など)
- 作り方の流れ:
- スターターを育てる(約1週間)
- 育てたスターターを混ぜて生地をこね、発酵させる(数時間〜24時間)
- 焼き上げる(約30~40分)
スターターの作り方はこちらの記事にまとめています↓
基本の作り方はコチラ↓