ライ麦とオートミールのシードブレッド

噛めば噛むほど味わい深く、時間が経つほど旨味が増すライ麦とオートミールのシードブレッド。

作る工程もシンプル、かつルヴァンの余り種でもOKなところも嬉しいパン。

この類のパンは型にいれて焼くことが多いのですが、今回は型もストウブも使わず、成形した生地をそのままオーブンに入れて焼きました。

オートミールの効果でクラムはしっとり。一方で、ライ麦とシード類が生み出す香ばしいザクザク感のコントラストがこれまた良い。
ライ麦を全粒粉に置き換えてもOK。

薄くスライスしてチーズや生ハム、フムスなどと合わせたり、オープンサンドにもぴったりです。

◆材料

・ライ麦粉　１５０ｇ
・強力粉　１００ｇ（たんぱく質量が多い最強力粉がおすすめです）
・オーツ麦　５０ｇ
・ルヴァン種　６０ｇ
・水　２３０ｇ
・塩　６ｇ
・ミックスシード（かぼちゃの種、ひまわりの種、チアシード、胡麻、亜麻仁等）７０ｇ
・（あれば）モルトシロップ　１５ｇ

オーツ麦（オートミール）は細かめのクイックタイプを使用しています。

１．粉類（ライ麦粉・強力粉・オーツ麦）と塩をボウルにいれて均一になるように混ぜる。

２．１に水とルヴァン種とモルトシロップを加えて、粉気がなくなるまでヘラなどで混ぜる。

３．３０～１時間程度置いてから、２にミックスシードを加えて、シード類が均一になるように混ぜる。

４．生地温度を２１～２３℃を目安にしながら室温で約３～４時間発酵させる。
　　その間に１～２回程度折りたたみ（ストレッチ＆フォールド）を行う。
　　折りたたみの方法はコチラ。

５．好きな形に成形する。（型にいれてもOK）
　　丸型成形の方法はコチラ。
　　手粉はたっぷりと。ライ麦か米粉がおすすめです。

６．冷蔵庫で８～２４時間低温発酵。

７．オーブンを２７０℃に予熱設定。

８．予熱が完了したら、生地をベーキングシートの上に取り出し、クープをいれる。

９．パンを置く天板の下の段に水を加えたトレイをセットして、生地をオーブンに入れ、霧吹きでミストをたっぷりかける。
※天板に加える水は凡そコップ一杯分(約200-250ml)です。

１０．オーブンの設定を２５０℃に落として約２０～２５分焼成。（ご使用のオーブンによって焼き上がりは変わるので、様子を見ながら調整して下さい。）

このパンの焼き立ては、内層も味もまだ落ち着いていないので、焼いた後約２時間以上置いてからカットして食べることをおすすめします。
時間が経てば経つほど旨味が増すパンです。