シンプルなお食事パンが食べたいな~という時によく焼くのが、こちらのハードトースト。
そのままでも、トーストでも、サンドイッチにしても、どんな場面にも合うので何度もリピート。
私の夫はカンパーニュの形よりも食パンの形の方が食べやすいようなので、夫と食べる用にはこちらの方が焼く頻度が高かったり。
捏ねずに作るので実際に作業する時間(発酵や焼成を除く)は30分あるかないかといったところ。
フワフワ柔らかな食パンというよりも、もっちりしっとりした食パンです。
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材料は基本のサワードウブレッドと同じですが、食パン型で焼くので食感が異なります。
型にいれて焼くことで、パンの膨らみを型が助けてくれるので高加水にしやすいのもポイント。
私は気分によって加水率を75~100%の間で変えています。
加水が上がるほどプルンプルンの食感に。
サンドイッチを作る場合は70~80%くらいがちょうど良いかもしれません。
砂糖も気分によっていれたり入れなかったり。
ルヴァン種の酸味を少しでも抑えたいという場合など、目的に合わせて砂糖を加えています。
また、砂糖を加えると発酵も少し早くなります。
◆材料
・強力粉 400g →たんぱく質100gあたり13.3gの粉を使っています。 ・ルヴァン種 80g ・水 280~400g →280~300g(加水70~75%)程度が生地は扱いやすいです。 ・塩 8g ・きび糖(必要に応じて) 8g →普通の砂糖でも大丈夫です。
私が愛用している型は下記2種です。
このレシピはいずれの型でもちょうど良い大きさです。
型離れが良くて使いやすいですよ。
◆作り方
一次発酵段階の生地温度は21~23℃を目安にしています。
室温は約23℃です。温かいところに置くと発酵しやすくなります。
1.強力粉と砂糖をボールにいれて均一になるように混ぜる。
2.1に水を加えて粉っぽさがなくなるまでヘラ等で混ぜ、ボールにラップやシャワーキャップなどをかけて2~3時間温かいところに放置(オートリーズ)する。
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3.2にルヴァン種を加えて、均一になるまで混ぜる。
4.30分後、塩を加えて揉むようにしながらミキシングする。
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5.軽くオリーブオイルを塗った容器に生地を移し替え、室温で約4~5時間を目安に一次発酵。
その間に折りたたみ(ストレッチ&フォールド)を3~4セット行う。
※オリーブオイルと容器の移し替えは必須ではありませんが、生地が傷つきにくく作業がしやすくなります。
※1セットあたりの折りたたみ回数は約6回が目安です。(生地の様子を見ながら調整して下さい。)
※一度折りたたみをしたらその後は30分以上間隔を開け、生地が十分に緩んでから次の折りたたみや成形を行います。
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6.生地全体に細かい気泡が表れて膨らんだら、好きな形に成形をして食パン型に入れる。
→時間調整のために一度ここで冷蔵庫にいれてもOKです。
※成形の際に大きな気泡はなるべく潰すようにします
※成形の参考動画はこちら
![](https://i0.wp.com/sourdough.xsrv.jp/wp-content/uploads/2023/03/wp-16787908570266453936809030245673.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
7.生地を型にいれたら、生地が型の7~8割程度に膨らむまでさらに室温で発酵させる。(目安は4~5時間)
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8.生地の発酵の進み具合に合わせてオーブンを270℃に予熱する。
※スチーム機能がない場合は、下段に天板をセットしておく。
※生地を焼成する前に表面の気泡を潰しておくと、焼きあがったパンの上部にできる穴を減らせます。
9.予熱が完了したら型をオーブンに入れ、霧吹きでミストをし、天板にコップ1杯程度(200-250ml)の水を注ぐ。
10.オーブンの電源を切ってそのまま5分程度放置し、オーブン設定を220℃にして約20~30分焼成。
※お使いのオーブンに合わせて温度や時間は調整して下さい。
※焦げそうな場合は、窯伸びがストップしたことを確認してからアルミホイルなどを上に被せます。
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サワードゥハードトースト焼いてみたいです!
工程を1〜6を1日目に、7〜10を2日目に分けたとして、
工程6で冷蔵庫に入れ低温長時間で冷蔵発酵になるのかなと想像したのですが、
そうなったらそれが2次発酵になりうるのでしょうか?
まねきねこさんこんにちは!
仰るとおり、工程6で冷蔵庫に入れて低温長時間発酵で二次発酵にすることも可能です。(私もスケジュールによってその方法をとることがあります。)
その場合、型が冷えたままオーブンに入れてしまうと余熱したオーブンの温度が落ちてしまうので、復温する時間も考慮して一次発酵を短めにするなど生地の様子を見ながら調整してみて下さい。