てんやわんやチャバタ

イギリスに越してきてから、夫が在宅勤務ではなくなり毎日出勤するようになったので、夫が職場でランチの予定がない日はお弁当を作って渡しています。(だいたい夕食の余りを詰めるだけとかシンプルなサンドイッチとか、力の入っていないゆる~い感じで)

時間が経ってもパサつきにくく、割と何にでも合うチャバタはサンドイッチに使いやすいパンなので、夫のお弁当用にルヴァン種を使って焼いてみました。

この記事の題にある「てんやわんやチャバタ」の”てんやわんや”は、まだ慣れないオーブンでパン用道具が揃わない中、私がてんやわんやしながら作ったというだけなので、なんら深い意味はないです。笑
作ったのはいたってシンプルなチャバタなのでご安心を。

エアリーで軽くふんわりしたクラムに、パリッとサクッとしたクラストが美味しいチャバタです。

◆材料(4個分)

・強力粉 250g
・水 200g
・ルヴァン種 50g
・塩 5g
・オリーブオイル 6g

※ルヴァン種は事前に2~3回種継ぎをしてから生地に使いました。
※強力粉はたんぱく質量100gあたり13.3gのものを使用しています。

◆作り方

1.強力粉と水をボールに入れて、粉と水がなじむまでゴムベラなどで混ぜ、ボールにラップやシャワーキャップをかけて2~3時間室温に置いておく。(オートリーズ)→夏場は冷蔵庫または野菜室へ

2.1の生地の上にルヴァン種を全体に広げるようにかけ、生地の外側から軽くつまんで中央に向かって折りたたむようにしながらボール2~3回転分、軽い折りたたみを繰り返す。
※エアリーな内層を作るためにあまり捏ねないように生地を扱います。

3.30分後。塩とオリーブオイルの半量を2の生地に加え、ここでも生地の外側から軽くつまんで中央に向かって折りたたむようにしながらボール2~3回転分、折りたたみをする。

4.残りの塩とオリーブオイルを3の生地に加えて、同様に軽い折りたたみを行う。

5.15分後。軽く濡らした手で生地の一部の外側を持ち上げ、中央に折りたたむ。ボールを90℃回転させ、同様に折りたたむ。これをあと2回繰り返す。(折りたたみ作業は計4回、ボール一回転分です。)

6.30分後。作業台を軽くミストなどで湿らせてから生地をボールから取り出し、生地を優しく扱いながら少しずつできる限り薄く延ばし広げ、ラミネーションを行う。
ラミネーションのイメージ動画はコチラ↓
7.30分後。軽く濡らした手で生地を下から持ち上げるようにしてコイルフォルドを行う。ボールを90℃回転させ、同様の作業を行う。これをあと2回繰り返す。(ここでも計4回、ボール一回転分です。)
コイルフォルドのイメージ動画はコチラ↓
8.2~3時間後。冷蔵庫にいれて6~24時間冷蔵発酵。
※この時点で生地のグルテンが弱い場合は、冷蔵庫にいれる前にもう一度コイルフォルドを行ってみてください。

9.8の生地を冷蔵庫から取り出し、打ち粉を生地の上と作業台に軽くふり、生地を作業台に取り出す。

10.取り出した生地の上にさらに打ち粉をかけ、カードやスケッパーで4等分に切る。

→ 道具がなかったので、私は今回フライ返しで切りました。笑 ★てんやわんや1

11.切った生地をベーキングシートの上にのせ、パンマットで最終発酵約45~60分。

→ ここでもパンマットがないことに気が付き、大きく切ったベーキングシートを代わりに使用。横にまな板を置きました。 ★てんやわんや2
ベーキングシートはやはりパンマットよりも生地がひっつきやすいので、打ち粉は多めが必須です。

12.オーブンを最高温度(250~300℃)で約45分予熱。オーブンにミスト機能がない場合は、耐熱容器にお湯を満杯にいれ、一緒にオーブンで温めておきます。
私のイギリスの新居のオーブンにはミスト機能がついていないので、こんな感じで予熱をしました↓
13.予熱が完了したら、生地をオーブンに並べ、260℃で焼成開始。(ミストあり10分)

→別の記事でも触れましたが、私の家のオーブンはとても高いところにあるので、椅子に上ってパンの生地を出し入れする必要があります。手早く作業をしなければならないという意識の下、そんなこんなで生地をオーブンに投げ入れたら、その際に1個逆さまになってしまい、なんとも残念な見て呉れになってしまいました・・。ピザピールが必要ですね。 ★てんやわんや3

14.10分後。オーブンの設定温度を220~230℃に落として、焼き色を確認しながらさらに5~15分焼く。

そんなこんなで、一人ドタバタしながらのパン作りでしたが、なんとか乗り切りました。(1個ダメにしてしまいましたけれど。。)

焼いたチャバタは翌日まで食べない場合、半分に切って冷凍保存。サンドイッチをお弁当として持っていく日の朝に冷凍庫から取り出し、具材を挟んで持っていけばお昼頃にはちょうど自然解凍されているので、クラストのパリパリ感はないですが、パサつかずしっとりした食感を残したサンドイッチが食べられます。


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