キタノカオリサワードウブレッドと思い出のクープデザイン

国産強力粉の中で好きなキタノカオリを使ったシンプルサワードウブレッドを焼いてみました。

レシピはこちらと同じもので↓

黄みがかったクリーム色がキタノカオリ!って感じですね。

程よいもっちり感と香りの高さが他の粉と比べて際立っているこちらの粉は、副材料をいれてしまうのがなんだかもったいないような気がして、(或いは、この粉の良さを際立たせるレシピが思いつかなくて?)いつのシンプルなものを焼いてしまいます。

また、ついつい「キタノカオリの○○」みたいに呼んでしまうのも、この粉がブランドとしての地位を確立しているという証拠なのでしょうか。


再掲失礼します!笑

ところで、このデザインのクープ、実はちょっとした思い出がつまっていまして。
私がロンドンに住んでいた頃にサワードウブレッドの作り方を教えてくれたMiel Bakeryのデザインなんです。

私のパン作りの旅が始まったのはちょうど2年前の7月。
サワードウブレッドを知ったのはロンドンの北にあるほかのベーカリーだったのですが(下記リンク先参照)、その後いくつかのベーカリーを食べ比べてみて、「ここのサワードウブレッドを学びたい!」と思ったのがたまたま近所にあったMiel Bakeryだったのです。

これを学ばずにして日本に帰れない!

と何かに憑りつかれた私は、すぐさまショップカードに記載されたメールアドレス宛につたない英語で「作り方を教えてほしいです」とお願いのメールを差し出したのでした。(本当に厚かましい奴だなと我ながら思いますが・・。一応丁寧な文章となるべく迷惑はかけないように、ということは心がけました!)

英語に不慣れな見ず知らずの日本人からいきなりこんなメールがきたら怪しすぎるので、返信がくることはあまり期待していなかったのですが、なんと驚いたことにオーナーのシャヒーンはそんな私を受け入れてくれ、1から10まで丁寧に包み隠さず全てを私に教えてくれたのです。

また、日本の文化が大好きな彼女とは話が合い、いつも私の話を楽しそうに聞いてくれました。

そんなシャヒーンが日本に訪れたら行ってみたい場所は、新潟にあるRicherと河童橋商店街なのだそうです。

新潟のRicherは、他のベーカーにとっても憧れのお店のようで、ベーカー仲間の間で度々話題になっていましたよ^^

帰国してから何度かRicherの遠藤シェフのパンを食べる機会に恵まれましたが、芸術作品のような美しいペイストリーは食べるのがもったいないほどうっとりみとれてしまいます。

少し話が脱線してしまいましたが、パン作りだけでなく素敵な出会いがたくさんあったMiel Bakeryで過ごした時間は私の人生において特別な経験となりました。

実はそう遠くないうちにまたロンドンに戻ることになりそうなのですが、さらに進化したMiel Bakeryとシャヒーンをはじめとするスタッフのみんなに再会できるのが今からとても待ち遠しい。

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