パネトーネ作りに初挑戦

先日、インスタのご縁で繋がっている方から、以前からずっと欲しいな~と憧れていたキッチンエイドを譲っていただきました。

中古品とはいえ状態はとてもよく、今回の有難いお申し出と、このご縁に感謝しかありません。
ビビッドなレッドカラーがモノトーンのキッチンに映えて、気分も上々♬
本当にありがとうございます・・!

ちなみに、こちらはアルチザンというタイプ。使い勝手の良い大きさです。↓

キッチンエイドを手に入れたら焼いてみたいものはたくさんあったのですが、クリスマスも間近ということで、滑り込みでパネトーネ作りに初挑戦。

日本ではクリスマスにクリスマスケーキを食べるのが定番ですが、ロンドンではクリスマスの時期になるとクリスマスプディングやミンスパイに加え、パネトーネやパンドーロなどが店頭に並びます。
あれこれ買って食べてみたいな~と思いつつも、一人または夫と二人で食べきれる自信がなく、しかも色んな種類がありすぎて迷った挙句いつも買えずじまい。味も甘すぎたり濃すぎたりするものがあるので、それも二の足を踏んでしまう理由の1つ。
ということで実はパネトーネも食べるのがこれが初めてだったり。

で、今回のパネトーネ作りは結論から言うとちょっと失敗しました。笑

とあるインスタグラマーベーカーさんのレシピを参考にさせていただいたのですが、計量を間違えたのか材料を混ぜるタイミングが悪かったのか、バターを加えた後の生地がドロドロになりすぎていくら捏ねても全然つながらず・・
(キッチンエイド、途中で生地を休めたりしながら2~3時間回し続けました・・)

中種作りまでは良い感じでした
生地が約3倍に膨れたところで本ごねへ

捏ねても捏ねてもドロドロのままなので、ここで諦めるか、それともこれを活かして別のものにシフトするか、色々と悩んだ結果、禁断の”小麦粉を足す!”という選択をし、なんとか無理くり生地をまとめ上げました。

小麦粉を足してなんとかまとめ上げた元(?)ドロドロ生地

レシピは型入れ後、8~9時間発酵となっていましたが、寒さのせいか8~9時間経ったところで全く膨らんでおらず、24時間経ってようやくこのくらいまで膨らみました↓

焼成前
溶き卵を塗りクープをいれて、1つにはアーモンドをトッピング
180℃で30分焼成

焼成後は、クラムが縮まらないようすぐ逆さまにして物干しラックに吊るし、約12時間。
早く切りたい&食べたい!という気持ちを抑えながらクラムが落ち着くのを待ちます。

仕事から帰ってきた夫が、リビングにパンが吊るされている様子を見て、ちょっとぎょっとしていました。笑
パネトーネが何かを知らない人が見たら確かに驚いちゃうかも。

準備から食べるまで、約3日間かけてようやく完成~!

今回フィリングとして、パネトーネ定番のであるレーズン・クランベリー・オレンジピール・オレンジの皮・レモンの皮・バニラビーンズをたっぷり加えています。いわゆる、パネトーネ・クラシコというやつでしょうか。

さて、気になる断面は・・・

途中で小麦粉を足したせいかちょっとモサモサ。
これを見て、ポンキッキーズのムックを思い出してしまいました。
エアリーでみずみずしく繊細なクラムを目指したものの、理想には程遠く。。
でも、ルヴァン種特有の酸味は全く気にならず、味はOK。
食べる前にレンジで15秒ほど温めるとフワフワしっとり感がでて美味しいです。

レーズン系のパンが好きな夫は、パネトーネを気に入ったようで、毎日夕食後にデザートとして食べています。
ハード系のパンよりも軽い口当たりなので食べやすいみたいです。

一時は全てが台無しになってしまうことも頭によぎりましたが、無駄にせずなんとか食べられるものにできてほっとしました。バターや卵を大量に使うパンなので、そうなったらちょっと泣けてくる。。
余談ですが、最近イギリスでは鳥インフル流行の影響で卵が品薄状態なのです。
クリスマス前の今日はスーパーの卵の棚がすっからかんでした。

クリスマスを意識して撮ってみた写真

初めてのパネトーネ作りは、色々とハプニングがあり反省点だらけでしたが、良い学びの機会となりました。
これは沼にハマってしまう人が続出するというのもなんだか納得。
パン作りへの探求心がそそられます。
副材料が多く時間もかかるのでなかなか気軽に焼けるパンではありませんが、またリベンジをしてみたい!

2 thoughts on “パネトーネ作りに初挑戦

  1. イギリスでも鳥インフルなんですね。日本でも・・・幸い、私の住む街では卵農家も多く今のところ入手不可ではありませんが。失敗しそうになりながらも最後まで諦めずに作り上げる。その気持ちが尊い。クリスマスを迎え、コロナもあるし友人や遠くに住む母に会うのも躊躇う日々ですが、それでも穏やかに迎えられるクリスマスに感謝です。寒さや飢え、戦火のまっただ中・・・厳しいクリスマスもありますものね。
    Merry Christmas! 素敵なイブを!来年もまたよろしくお願い致します。

    1. sachikoさん、早速ブログ見て下さってコメントまでありがとうございます。
      材料費も費やしている時間も無駄にしたくないという一心でなんとか粘り続けました。笑
      日本でも鳥インフル発生しているんですね。早く収束して供給が戻れば良いのですが・・・
      sachikoさんの仰るとおり、世界を見渡せばクリスマスどころではない状況の方もたくさんいらっしゃいますよね。
      そう思うと今平和に過ごせていることがいかに幸せなことか、あらためて実感します。
      クリスマスを迎えると、いよいよ今年も残りわずかという感じがしてきますね。どうぞ良いお年をお過ごし下さい。
      こちらこそ来年も引き続きよろしくお願いします。

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