全粒粉10%カントリーサワードウ

私のお気に入りの1つである全粒粉入りサワードウブレッド。

GWのステイホーム中に無性に食べたくなり、夜な夜な仕込み。

シンプルだからこそ素材の味や酵母の旨味がダイレクトに感じられる、サワードウブレッドの良さが全方向に活きるパンだと思っています。

今回は粉と水のオートリーズを6時間、冷蔵庫での2次発酵は18時間と長めにとって作ってみました。
一次発酵中(塩を加えてから冷蔵庫にいれるまで)、生地の温度はいつもより高めの24℃強だったので、一次発酵は5時間にしました。
ちなみに、生地の温度が23℃前後のときは一次発酵をだいたい6時間にしています。(粉の配合にもよりますが・・)

結果は良い感じ!

↓ライ麦バージョンはコチラ

◆材料

・強力粉  315g<90%>
 →はるゆたか 200g、春よ恋 115g
・全粒粉  35g<10%>
・ぬるま湯 280g<80%>
・塩 7g<2%>
・ルヴァン種 70g<20%>
 →種として加える前に2回リフレッシュ
(スターター15g・強力粉30g・水30g) 

◆スケジュール(例)

<1日目> 

22:30
冷蔵庫からスターターを取り出して種継をする。

<2日目>

6:30
ピークに達したスターターと強力粉と水を混ぜてルヴァン(種)づくり。
ルヴァンは、酵母が活性化するまで温かい場所に置いておく。

6:35
強力粉と全粒粉と水を混ぜてオートリーズ。

(約5~6時間)

12:00
ルヴァンの活性化を確認したら、生地にルヴァンを混ぜる。
水分と粉が十分に混ざったら30分程度生地を休ませる。

12:45
塩を生地に入れて4~5分ほど揉みこむ。

(30分生地を休ませる)
13:30
折りたたみ。

(30分生地を休ませる)    

14:10
ラミネーション。

(30分生地を休ませる)
14:45
パンチ 1回目

(30分生地を休ませる)    

15:20
パンチ 2回目

(30分生地を休ませる)

16:00
パンチ 3回目

(30分生地を休ませる)

16:40
成形。

(15~30分程度室温で生地を休ませる)

17:00
冷蔵庫に入れてひと晩寝かせる。

(約8~24時間)

<3日目>  

11:00
オーブンを300℃で予熱。

12:00
クープをいれて焼成。
(300℃キャストアイロン蓋あり30分、蓋なし15分)
焼成完了約3分前に軽くミストをするとツヤがでます。
焼成後、ピキピキっと鳴るパンの歌声に思わず耳を傾ける^^

早く切りたい!という衝動にかられますが、ここはグッと2時間我慢。。

6 thoughts on “全粒粉10%カントリーサワードウ

  1. 先日ルヴァン種の作り方で何度か質問させていただいた者です。その後種継を続けて強力粉でも膨らむようになり(アドバイスいただいた通りグリストミルで試したら成功しました!)ルヴァンができたら作ろうと憧れていたこのパンをようやく作りましたー!上手にできてピキピキっと焼き上がりの音も聞こえてすごく嬉しかったです!! 一つ質問だったのですが、予熱したお鍋に生地を入れるときどのように入れてますか? 私はストウブのオーバル型のお鍋を使っているのですが熱々の中に生地を入れるのにオーブンペーパーの端を持って恐る恐る入れて持ち上げるときにも生地の形が変形してしまい、お鍋に入れるのもちょっと落とすような感じになってしまい何かいい方法がないかなぁと考えておりました。。。

    1. ご報告ありがとうございます!元気な種が出来上がってパンも上手く焼けたとのこと、私も嬉しいです!
      私もTuiさんと同じように、オーブンペーパーの上に生地を置いて、それを持ち上げて鍋の中に入れています。(オーブンペーパーは四隅の角を半円型になるように切り落として、その四隅に3-4cm程度の切り込みを入れています。そうすることでオーブンペーパーの重なる部分が浮かないので鍋に入れたときに多少生地の変形が軽減されます。)
      でも、確かにこのやり方は生地を熱々の鍋に放り込む形になってしまい、なかなか難しいですよね。
      私はあまりやりませんが、別の方法として、オーブンペーパーにのせた生地を直接天板に置いてそこに逆さまにしたストウブを被せるという方法もあるようです。
      的確なアドバイスになっていないかもしれませんが、少しでもお役に立てれば幸いです。

      1. なるほどですね!オーブンペーパーのカットの方法試してみようと思います、ありがとうございます!

  2. はじめまして!
    このような素敵なサワードゥブレッドが焼きたくてこちらにたどりつきました♡
    まだまだ初心者のため、わからないことだらけなのですが、
    粉についてですが、強力粉にプラス、全粒粉だけを加える、または、ライ麦粉だけを加える。
    または、全粒粉とライ麦粉を両方を加える。

    色々な配合があるとはおもいますが、どのようにちがってきますでしょうか❓
    初歩的な質問をしてしまいすいません。

    1. みゆきさん、はじめまして!
      コメントをいただいた翌日に返信をしていたつもりだったのですが、なぜか反映されていませんでした。
      せっかくコメントをいただいたのに遅くなってしまい申し訳ありません。
      強力粉・全粒粉・ライ麦粉の配合は色々なパターンがありますが、これらの違いは風味・食感(膨らみ方)・栄養価・発酵スピードの速さ等で違いがでてくると考えています。
      全粒粉やライ麦にはそれぞれ特有の香ばしい味わいがあり、どちらを多く配合するかによってパンの風味が変わります。
      また、全粒分もライ麦も多く配合すればするほど膨らみにくくなり、特にライ麦はパンの骨格となるグルテンを形成しないためライ麦100%のパンはみっちりねっとりした食感になります。
      栄養価に関しては全粒粉もライ麦も食物繊維が豊富で低GI食品と言われており、ビタミンB群やカリウムなどを多く含みます。特に全粒粉には、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素をエネルギー源に変えやすくするナイアシンが多く含まれているのも特徴です。
      発酵スピードに関しては、私の経験上、それぞれの粉を100%の割合で比較した場合、「ライ麦>全粒粉>強力粉」の順で発酵スピードが速くなります。
      以上、簡単ですが上記が私の考える粉の違いです。回答になっておりますでしょうか。
      是非色々なパターンを試してみて、お気に入りの配合を見つけてみて下さい^^

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